開館10周年に寄せて |
潮来市長 原 浩道 |
この度、潮来市立図書館が開館10周年を迎えることとなりました。この図書館は旧潮来町と旧牛堀町との合併記念事業として建設されたものであり、正に潮来市の歩みと共にしてきた施設であります。
開館以来、大変多くの皆様にご利用をいただいており、来館者数も累計で200万人が目の前のところまで来ております。このことは、利用者の皆様の読書に対する意識の高さはもちろんのこと、その利用者の皆様の多様なニーズ、目まぐるしく変わる社会情勢に、的確にご対応いただいております、関係各位の皆様の鋭意努力とご尽力によるものと、改めて感謝申し上げます。
「図書館」は国民の「知る権利」保障する重要な社会基盤として位置づけられている機関であります。
情報化社会といわれる今日、多くの人が必要な知識や情報を様々な媒体から入手しております。このような状況の中にあっても、図書館に求められる社会的役割は変わることなく、生涯を通じて学びながら、楽しく心豊かな生活を送るための、生涯学習拠点であると考えます。
さらに、市民の皆様が日常的に図書館を利用することによって、様々な知識と情報を共有することで、個人の生活の向上はもとより、潮来市が市民自身による豊かで、地域の特色を活かした市民社会の形成や文化の創造に寄与することと思います。
今後も、小さなお子様から高齢者の皆様まで、多くの方々にご利用いただける図書館であり続けるために、より良い生涯学習環境の整備を図ってまいりますので、引き続き、ご理解とご支援、そして、多くの皆様にご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
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