ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

ページ
20/162

このページは うしぼりの文化財 民俗資料編 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

卜リアケパアさんの謝礼には腰巻程度のものであった。「出産」昔は産婆の手をかけず、一人きりで分娩するものもあった。iノチノモノ」はお墓に埋め、他の汚れものは方角のょいところに埋めてしまう。へソの緒は、十日目に蓮ちるどいい、大切にしまっておく。「産婦の食事」七五日までは、気をつけ、「血あらし」といっていろいろなものをさけた。特に、たこ、えび、柿は産屋のうちは絶対に食べない。主どして、ふし味ロ智、味噌づけ、こうこうなどを食べたが、「なまずJ iふな」などは食べても良かった。現在では栄養のあるものは何を食べてもよL、。「産婦及び家族の禁忌」「おぼや」があけるまで(21日間)は産婦と家族の者は、けがれがあるとして、村の神事には一切拘わらず、他所へ行くのも控えた。「名付ttJ古くは、産婆につけてもらうことが多〈、「地震が来ないうちに名前をつけるものた」といってイ交の名でもよいから、すくつける。産湯をつかわせたら、その名を神棚にはっておき、生後七日目までに、はっきりきめた。「捨て子」昔育ちの悪い子どもが生れると、近所の育ちのよい子の家の戸ロに捨てる、捨てられた家ては、その子を拾い、名付祝L、までして育てる。捨てた親は酒一升をたずさえて行き、その子を「くださL、」どたのんで貰いうけて帰る。そうすると、よく育つという。。。