ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

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概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

農業を中心とした年中行事。種子のf呆存水稲の種子(籾)はー斗入れの俵をつくり保存する。これを種俵(たねたわら)という。種ー斗は予備を含め一反歩(10 a )の種子量である。麦類の種子はり\に入れて保存した。疏菜やその他の種子は、量が:少ないので紙袋に入れ、さらに引の袋や箱に入れて保存する。。農事初一(鍬入れ)正月2日を仕事初めと呼.); -、臼のよにかさっておいた鍬、餅、松かぎりを持って、たんはずへ行主土をもりあげ、松かざりを立てて餅を供える。土を盛t)上げる時、特別な作法はなL、。昔は実際に田の仕事をしたが、今は畑の仕事も形式的で、田の仕事は全〈行わない。。浸種稲の種子は、種入れ井戸に浸した。種入れ井戸は、種入れ前に水を汲み出して掃除しておく、昔は2週間至3週間の間浸したが、特別な番人はいなかったたいてい共同で使用するので、種子袋には種札を用いた。品種、数量、家の印又は屋号を記入してあり、白分のイ表は縄で結んで|列lこ浸し両端を立木又は杭にしばっておいた、現在は量が少ないので、トラムかん、桶、たらい等を用いる。。耕転第一回の耕起を「カビタウナイ」どL寸。稲株の田を起す意味である。第2回を「ホツタテ」又は「アラグレ」どいう、耕起は2回で、第3回の作業は「シロカキ」となる、砂質地帯や粘質地帯によって耕転の回数が異なるが、、の町は比較的砂質地帯が多〈、耕起3四位で田植をしている。。クロ田の中の,J、区分の境界を「クロ」どいう、その端に出入口があり、この部分-53-