ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

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概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

のが普通で常用するのがよいとされている。応急法としては、塩をホーロクでいったものやづ、石を火で温めたものを布に包んで腹部にあてることがある。下り腹にはゲンノショウコの煎じ葉が普通で、クヅ湯や蜂密湯もよL、。フナの酢漬けや味噌汁も下痢どめになるといわれている。胃ガンには、ヒシやノ、トムギの実を煎じて常用するどいうのが普通で、クマナギの皮どか根どかを煎じて飲むとよいどいうのはめずらしL、。糞づまりには、毎朝、塩水をのむといわれたり、ゆで,J、豆を食べるどよいどもいわれている。匡二百重労働にはっきもので、普通は風呂にはいって患部を塩でもめばよいなどというが、それは血行をよくすることである、キブカラシのつるや根を入れた風呂もよいというし、内服用どしてはスズタマ一つかみをただいてくだL、たものの煎じ汁を飲むとか、タラの頭部どか、ツバメの肉とかを食べるとよいとされている。タト用としては、スイセンの根をすって和紙にのばし、患部にはるどよい。区三司婦人にかぎるものでかげ.干しにしたゲンノショウコを煎じて飲むとよいどか、タニシの身を生のままで食べるとか、黒焼きにしたものを服用するとよいどいう、そのほか煎じ葉どしては、ボタンの根とかクチナシの実どかをカンゾウとともに煎じたものがよいといわれている。また、大根などの葉をかけ、干にしておいて、腰湯をするとき、これを入れるど温まるといわれている。仁Eニンニクをできるたけ薄〈切って紅門にはりつけ、生j十をしみこませる。ヘビイチゴの実をつぶしてすりこませてもよいという。また、カタツムリの黒焼きの粉末を種油でねったものが「こうやく」どとて効果がある。煎じ薬としては、トクダミまたはイチジクの葉か実を干-97-