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概要

潮来の石仏石塔

られたものを多くみかける。潮来町延方の地蔵河岸にはきわめて貴重な、かつては地蔵河岸に入津する船の航路標識であったと思われる常夜灯が立っている。利根川と江戸川筋に残っている常夜灯は、佐原市舟戸・同市津ノ宮・本行徳と地蔵河岸、それと河内村旧と牒蔵河岸の五基である。神社関係のもの鳥居・狛犬・手洗石・石橋・石段・敷石・町石など(19)石造の塔に限定せずに、日本で立てられた塔全般について、石田茂作博士の述べられたものを引用して、次に簡記する。『仏教考古学論孜』・四・仏塔編(思文閣出版)2童話皇拍車主主~l 問問!Hm宣言首s息宣告盆,Q~I山多重塔層数により三重塔・四重塔・五重塔・七重塔・九重塔と称し、頂上には露盤・覆鉢を置き、相輪を立てている。相輪は普通輪形九個を連ね、相輪の上は水煙・龍車・宝珠を付ける。ω多層塔多重塔と似ているが、その違いは、多層塔は最下層の塔心だけを大きく作り、二層以上は屋蓋のみを重ねている。蓋の数によって三層塔・五層塔・九層塔・十三層塔に分けている。この形式の塔は木造塔よりも石造のものが多い。塔心には普通金剛界四仏の像か種子をあらわしている。ω宝塔基壇の上に、覆鉢をおき、,その上に蓋と相輪を作ったもの。塔身部は単に覆鉢だけのものと覆鉢の上に頚部が造り出されたものとある。塔身には普通大日・弥陀・釈迦・多宝の仏像か種子が表されている。材料は石か金銅が多い。凶多宝塔多宝塔は宝塔に裳腰をつけたもの。普通三間四面であるが、真言宗では五間四面として、大塔と称している。材料は木造が多い。そうりんどう同相輪楳塔の相輪だけを取りはずして竿の頭にきした格好のもの。日本には現在三基のみである。延暦寺滋賀県坂本弘仁十二年西蓮寺茨城県玉造町弘安四年輪王寺栃木県日光市寛永二十年仙川宝医印塔階段状の台座に方形の塔身をすえ、その上に階段状の蓋を置き、四隅に馬の耳形の隅飾りを立てる。相-42ー