ブックタイトルうしぼりの遺跡 ー埋蔵文化財包蔵地ー

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概要

うしぼりの遺跡 ー埋蔵文化財包蔵地ー

K -29 びだら塚本古墳は,牛堀第2小学校の北方2,400m,町道茂木石神線の沿線にあり,標高は38mをl!Jる。古墳は東一西約10m,南一北約12mの方形をなし,高さ約1.6mある。墳頂部には,樹令約50年の桜樹2本あり,墳全域に篠が繁茂し,正確な墳形がつかめぬ状態である。此の付近は,他に古墳は見あたらず,地形や墳形などから,宗教塚的色彩の強いものと思われる。~守ミ: 可LK-30 裏山遺跡県道牛堀一繁昌線の麻生町に接する北償UlOOmの道路沿に南北約110m,東西約90mの範囲に土塁と空陸からなる館跡が残されている。東側の中央に幅14.8mの土塁の切れた部分があり,この部分には内側に瞳が存在せず内陣に入ることが出来る。北側はかなり傾斜した部分であるが,南側は居館跡で,西側は自然地形のために陸や土塁は存在しない。中世の居館であり,戦国期のものではない。鎌倉期の居館祉と思われる。牛堀町の中世史を知る上ではきわめて重要な遺跡であり今回の大発見なり。/一15一