ブックタイトルうしぼりの遺跡 ー埋蔵文化財包蔵地ー

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概要

うしぼりの遺跡 ー埋蔵文化財包蔵地ー

K-7 東遺跡吉川吉之助氏宅の屋敷内のゆるやかに南面する畑の中にかなりの量の土器片が散布している。最近は耕運機によって耕作されるために土器片が小片となり以前のように大型破片を採集出来ない。50 ×30mの範囲で西端にlm4方にヤマトシジミが散布している部分がある。周囲は竹薮であり,かつては石器類がかなり耕作中に出てきたというが今に伝えられていない。比較的保存状態が良い遺跡である。K-8 五焼木永山の東端の旧道に面した丘陵先端に二列に並んだ方形塚群がある。現在低マウンドを含めて10基を確認することが出来る。そのうち3基に銘文のある板碑ゃ石仏がある。半肉彫観音立像は寛文8年10 月,その横の同じく半肉彫の半迦思惟像は元録7年8月19 日,明治廿四年庚申塔,享保14 年の奉納大乗妙典六十六部二世安楽等である。山林の雑木に覆われているが,保存状態も良く,近世常民信仰を考える上で牛堀町にとって貴重な遺跡である。-4一