ブックタイトルふるさと潮来 第三輯

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概要

ふるさと潮来 第三輯

逆K尋ね一定された伊勢の三郎は、「ζれは失札口それがし伊勢の三郎と申す武骨者、故あって或る訟方のお供をしてとの潮来に宿する者・:・己源氏ゆかDの草の実党の伊勢殿でござる一「では、か?・・・・。」一寸その伊勢Kてどざる・・・・0して那須殿のハイ刊一hu宿は?・・・・。」三郎K宿を訪ねられた兄弟は、「されば吾れらは、明日の便船で信太の浦を渡る故これよタ船宿を探ナところでどざる・・・・。」「それは好都合、われらも訟なじく明日の便船K同乗する故、わが船宿Kど案内申します・・・・。」独Dぎめした三郎は、那須兄弟をうながしていま来た道を再び返し、一行の宿る「鯉屋」とあんどんK書かれてある船宿K帰ってきたのであった。六主宿の亭主にそLぎ氷を運ばせ、那須兄弟が足を抗うそむをκ一行のいる二階の階段を昇っていった伊勢の三郎は、一座にある深栖頼重と秘かK語D合い、て頼重と共K再び降hyてきた。従契の9そしζれはll(11ょうとそ那須どの・・・・。」頼重のにこやか左出迎えK那須兄弟は、一「今までの竪い不安な表情も消えて、「結城どのも沿いでLどざっかか、兄弟は先ず安心してか、和やかな笑いと変D、の案内する階下の別室K先ず旅装の紐を解き、ちり旅の藍を払った。「今宵ζそ、・・・。」・・・。」女中そして九郎の君にな引き合せ致しましょうぞ頼重のこり言葉K那須兄弟は互K顔を見合わせ、して二人の瞳はうれしさに輝いた。「源家の統領の御曹子、源九郎義経の君kb会いできるとは、念じてもなき倖せ左ことよ、い申す・・・・・・。」そょしたkb願-8ト深須頼重の案内で少年義経のいる一行の二階の一室K通されていた。そして頼重よD、九郎義経K兄弟が紹介された。「那須家の嫡子、余一宗高どの。同じく弟、大八郎宗成どのにてどざDます・・・・・・。将来-P役K立つ那須の御兄弟K存じますれば、何卒、九郎の君よhyb一言葉を賜Dまするよう・・・・・・。」頼重の取D計いKよって紹介された那須兄弟は、奇しくも旅先kbける潮来の船宿の一室kbいて、源氏の統領となる九郎義経との歴史的左ζの会見は、思っても見友かったζとでもあD、将来、源平の合戦Kつやがて衣服を整えた那須兄弟は、