ブックタイトルふるさと潮来 第四輯

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概要

ふるさと潮来 第四輯

B人工遺物・石器石器としてはそまつな打製石斧が一個採集されたKすぎない(第三図三、八とれは一区の混図版。土貝層下部Kないて発見されたが、ζの区の貝層からは野島式K比定される土器が多く出土しているととから、同期のとろのものと推定される。本器は偏平な諜の片面K加工を加えて刃器としたもので、定まった形態をとっていない。早、の楳核石器である。前期K広く作られた片面加工加工された刃の部分は片刃的で裏第3図骨器(12)石器(3)cm削ったり、するζとK用いられたのであろうか。面K自然の諜面をのζしている。そいだり長径六・二倒、幅径四・Om。石質は珪岩である。・骨器本器は箆状骨器として分類されるもので、(第三図一、二、二本発見された。図版Il六、七同図は石器が出土した一区の同じ層から見付かった。ζれはシカの中手骨を縦K裂き、方を細め研磨し、尖端を鋭利Kしたものである。長さ一八・六mである。同図二は、尖端部を関節の部分を留め、欠いているもので.中途で折れ、五区の鵜が島台式対比の土器を多-97ーく出土する混土貝層から取出された。ζれも関接の基部を除いて両面がいっそう研磨され、形跡がうかがわれる。偏平K作られた-土器発掘Kよって採集された土器は、が二個、なかに大形の破片復元して器形がうかがえるものが一個あるが、他は破片で、部一二二五、整理完了時Kかいて、底部二七、口辺部二四四、腹合計一四九六個である。乙れK表面採集のもの、なよび小里氏が本貝塚Kないて採集された土器の寄贈品をあわせて数十個の破片がある。ζれらの土器は、縄文早期の条痕文系土器群として一括されるものであるが、細別すると次の通りである。