ブックタイトルふるさと潮来 第四輯

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概要

ふるさと潮来 第四輯

るがとれらは鵜ガ島台式系土器の地域的K特殊なもあるいは編年的K分けて考えなければのとされるか、左らないか、第E類今後の研究にまちたい。本類は、第ーなよび第E類土器K伴って出土した擦痕文や条痕文の土器である第十図のて一二。との手の土器Kついて、岡本氏は、鵜ガ島台遺跡の報文のなかで、野島式、鵜ガ島茅山下層式りそれぞれK対する擦痕文や条痕文(第八及び第九図、台式、土器の伴出の在り方に決定を差し控えられた。狭間貝塚Kないては、擦痕文や条痕文の土器が相等量出土し口辺部の個数Kついてみると、条痕文八二口辺部総数二四四個K対して0・三三%であり、また擦痕文は十五個で、同じく比率0・0六%である。とれらの土器は器形、文様ともK単純であるので、適確K両型式K対する帰属を定め難いものがある。しかし貝塚の属位的関係は前述の通りであり、また野島式と鵜ガ島台式比定の意匠文が施された土器の出土も、ているが、個そうした属位K沿ってうかがわれる。このような状況を基準とするとともK製作や施文の様相をあわぜみるととKよって、f重次のように細分した。本種は繊維の混入を少くし、そして桟〈細かい条痕を施した土器である十五、六個であるが、(第八図一1八)。口辺部その他腹部被片などを合わせ、勇その他の区にないては、貝層などで散慢的K発見された。器形は口辺直口の尖底かあるいは平底をもった探鉢であっとかもわれる。口縁は平担左ものが多いが、一1二区の員層K多〈、下部なかにゆるやかな波状のものもある。胎土はつ念ぎとして植物性繊維を混入しているが多い方ではない。加えて砂粒が混合されている。焼色は黒、里山褐、暗褐、黄褐色等、口辺から胴部Kかけて黒色味を帯びたものが目立つ。器厚は大体口縁に至って薄〈、胴腹で厚味を加えている。口辺から腹部の辺で四1八ミリ、普通五1七ミリ。器面は比較的よく整えられ、凹凸がない。文様は口唇部K細かい刻目文を付したもの、また撚糸を棒K間隔をないて巻いたものを押しつけたか、-1 0 7 -斜自にそうした浅い圧痕文が認められるものがある。ほとんどのものは調整された平担な口唇部を示している。条痕は器の内外K施されたが、表面は一体に条が細かぐ、配されたものが多い。斜自の条痕の上K、しかも浅く斜目K三区最下部員層出土の破片は、口縁から斜目K短かい細隆線が付(第三図三)本種は三1六区Kないて、鵜ガ島台式比定の意匠文をもった土器とともK出土した条夢文土器である(第八図十二1十五、第九図一1十二、十四、図版El十、口辺部彼片六六個である。器形は口されているのが三個所みられるb種十。