ブックタイトル潮来の昔話と伝説

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概要

潮来の昔話と伝説

ツヅケ池の大蛇古老の話。潮来町大賀にツヅケ池という大きな池があり、そこには大きな蛇がすんでいたという。ツヅケ池は、麻生町矢幡堺いにあった。池は下池・中池・上池と三つあり、その中でも中池は大きな池で一町歩(一ヘクタール)もあった。池の水は満々とたたえて、深さもあって青々としていたその池には一本の大きな松(五尺廻り)が横たわって中央に向かって伸びて、中ごろには大きな「うろ」あながあいていた。池のまわりには木々が生い繁り、昼でもうす暗く感じたDそこには、大きな二匹の蛇が住んでいたといって、子供たちを近づけさせなかった。大きな蛇は朝夕松の木を伝わって、水を飲みに来たといわれてそれは恐ろしかったという。この大きな蛇は、これより南側約二キロ米はなれた所にある大膳池(牛堀町赤須)との聞を雨の日は行ったり来たりしていたといわれ、恐れられていたという。また池の東側には弁天様も記られていて大きい水がめがあり井戸もある、神聖なる水も出ていて、飲み水として使われていた口そうしてこの池は大賀の水田約三十町(三十ヘクタール)の稲つくりの水守り、弁天様とともに、五穀豊穣・悪疫退散などを願っていたという。(大生原)-19-