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> 青少年読書感想文全国コンクール 平成18年度





小学校 低学年の部


書名 出版社
どんなかんじかなあ 中山千夏 和田誠 自由国民社
「見えないってどんな感じかなあ」と考えたぼくは、
目が見えない友だちの身になってしばらく目をつぶってみた。
すると、今まで気づかなかった音があることを知る…。
中山千夏と和田誠の共作絵本。
ビーズのてんとうむし 最上 一平 山本 祐司 童心社
みかは、まりあのことがニンジンぐらいに嫌い。
毎朝一緒に学校へ行くのは、ちょっぴりいいところもあるから。
でも、何度も失敗しながら作ったビーズのてんとうむしを
まりあに取られてしまい…。
とくべつないちにち イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
野坂悦子:訳
講談社
アルノは、緊張しながら教室に向かって歩いている。
初めての学校、初めての友だち。何もかも慣れないことばかり。
このまま家に帰っちゃおうかな…。
さあ、アルノの1日は、一体どんな日になるのかな。
あかちゃんてね 星川 ひろ子
星川 治雄
小学館
あのね、ママのおなかに赤ちゃんがいるんだよ。
私が触ったら、むくむくって動いたの…。
赤ちゃんの誕生から1年間を、赤ちゃんを家族に迎えた
お姉ちゃんの視点で綴った写真絵本。
赤ちゃんの成長がよくわかる1冊。

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小学校 中学年の部


書名 出版社
わたしたちの帽子 高楼方子 出久根育 フレーベル館
5年生進級を前にした春休みの間だけ、
古いビルで暮らすことになったサキ。
階段や廊下が奇妙な具合いにつながっている
そのビルで、サキが出会ったのは…。
様々なきれが縫い合わされた帽子が鍵となって始まる物語。
ダニエルのふしぎな絵 バーバラ・マクリントック
福本友美子:訳
ほるぷ出版
ダニエルはいつも、心にうかぶままに絵をかいていました。
おどるコウノトリ、おしゃれをしたキツネ…、空想のつばさをひろげると、
ふしぎな絵がつぎつぎに生まれてきました。
ところがダニエルのおとうさんには、
その絵がぜんぜん理解できなかったのです。
相手をおもいやり、受け入れること。
自分らしい創造の世界を大切にすること。
そんな気持ちがえがかれた、ちいさな家族の物語。
ロボママ エミリー・スミス
もりうちすみこ:訳
文研出版
ぼくの母さんは、大きな会社でロボットの研究をしている。
頭はとってもいいんだけど、家事はまるっきりダメ。
学校への連絡もしょっちゅう忘れる。
母さんのたび重なる失敗に、ぼくは怒りが大爆発。
イシガメの里 松久保 晃作 松久保 晃作:写真 小峰書店
幼い頃イシガメを見つけた谷川。
動物カメラマンの著者が生まれ故郷の淡路島に戻り、
同じ谷川でイシガメに再会。
野生のイシガメの生態を観察し、産卵も撮影することができた、
その感動を伝える写真絵本。

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小学校 高学年の部



書名 出版社
紅玉 後藤 竜二 高田 三郎 新日本出版社
戦争が終わった年の9月。収穫間近のりんご畑が襲われた。
犯人は、朝鮮や中国から無理やり連れてこられ、
炭坑で働かされていた人々だった…。
中国や朝鮮の人々との触れ合いを鮮やかに描いた自伝的絵本。
ライト兄弟はなぜ飛べたのか
:紙飛行機で知る成功のひみつ
土佐 幸子 さ・え・ら書房
空気よりも重たいものを飛ばすには、
どのような発明が必要だったのでしょう。
さまざまな種類の紙飛行機を作り、飛ばし、調整をしながら、
ライト兄弟がどうして飛行に成功したか、そのひみつをさぐります。
うそつき大ちゃん 阿部 夏丸 村上 豊 ポプラ社
クラスの中で、いつも仲間はずれにされている「嘘つき大ちゃん」。
ある日ぼくは、大ちゃんが川辺で奇妙な行動をしているのに気づいた。
迷いながら、寄り道しながら、少年たちは大切なものを見つけていく。
こんにちはアグネス先生
:アラスカの小さな学校で
K・ヒル
宮木 陽子:訳
朝倉 めぐみ あかね書房
1948年、アラスカの小さな村にひとりの教師が赴任してきた。
今度の先生はいままでと少しちがうと10歳の少女フレッドは思う。
アグネス先生は教室の机を円形に並べた。
「これはあてにならないものね」といって
成績表は箱の中に投げ捨てた。大きな地図を使って、
村の位置や世界中のいろいろな国のことを教えてくれた。
フレッドの耳の不自由な姉には手話を教えてくれ、
その輪は大人たちへも広がっていく…。
新しい世界の扉を開いたひとりの教師と子どもたちの
1年をあたたかく描いた感動の物語。
スクールライブラリージャーナル最優秀作品賞

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中学校の部


書名 出版社
空色の地図 梨屋 アリエ 金の星社
中学3年の初音のもとに届いた、差出人のわからない封書。
中には、8歳の夏休みに未来の自分に宛てて書いた手紙が。
あの夏だけの「親友」美凪が投函したのか…。
少女たちの揺れ動く心をみずみずしく描いた物語。
少年は戦場へ旅立った ゲイリー・ポールセン
林田 康一:訳
あすなろ書房
南北戦争時のアメリカ・ミネソタ州。
兵士になることに憧れ、年齢を偽って入隊した15歳のチャーリー。
そこで目にしたのは驚愕の光景だった…。
少年の目に映った戦争の恐ろしさをリアルに描く衝撃作。 
走れ!やすほ
にっぽん縦断地雷教室
上 泰歩
ピースボート:編
なみへい 国土社
赤いマウンテンバイクに寝袋と地雷をつみ、やすほは走る!
北海道から沖縄まで、地雷のこわさをつたえる3500kmの一人旅だ。
マスコミの取材をうけたり、地震やケガにくじけそうになったり…。
でも、「ちっぽけな自分」をはげましてくれるたくさんの人にささえられ、
「今、自分にできること」に向かって、やすほは走る。

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高等学校の部


書名 出版社
その日のまえに 重松 清 文藝春秋
神さまは意地悪だから、大切な人を遠くへ連れ去ってしまう…。
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。
それを不意に断ち切る、愛する人の死。
生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。
オリーブの海 ケヴィン・ヘンクス
代田 亜香子:訳
白水社
交通事故で死んだオリーブについてマーサが知っているのは、
大人しくて目立たないということだけ。
でも、彼女が書き残した日記の1ページが、
マーサの心を強くゆさぶった…。
ニューベリー賞オナー賞受賞作。
オシムの言葉
:フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 集英社インターナショナル
「リスクを冒して攻める。その方がいい人生だと思いませんか?」
「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」
サッカー界のみならず、日本全土に影響を及ぼした言葉の数々。
弱小チームを再生し、日本代表を率いた名将が、
秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。
文庫化に際し、新たに書き下ろした追章を収録。
ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作。

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