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> 建設の歩み (2・基本計画) |
市立図書館の建設前に作られた<潮来市図書館 建設の歩み>のHPから、一部を抜粋しました。
図書館オープン(平成18年5月)までの、当時の様子が伺えます。
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1.図書館の必要性
- 図書館は、国民の知る権利を保障する
重要な社会的基盤として位置付けられる機関です。
- 情報化社会といわれる今日、多くの人が必要な知識・情報を入手し、
生涯を通じて学びつづけながら、楽しく心豊かな生活を送ることを求めています。
図書館は、こうした要求に応えて人間の向上心や知的好奇心を満たし、
市民に心の充実を与えることができる施設として、
今日の社会生活を営む上で欠くことのできないものとなってきています。
- 市民が日常的に図書館を利用することによって、個々の生活の向上につながり、
市全体の文化の創造に貢献することになります。
このような意味で、図書館行政は文化行政の基本であり、
充実させればさせるほど利用も拡大し、その効果も大きくなってきます。
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2. これからの公共図書館像
- 図書館は、だれにでも気軽に、自由に利用できる施設となってきています。
同時に、単に本を借りるところから、さまざまな知識・情報を得たり、
新鮮で豊富な本などの資料に囲まれて豊かな時間を過ごすところになってきています。
- これからの図書館は、図書館がもたなければならないサービスの
基本原則を踏まえたうえで、知識・情報の集積基地として、
また、文化や交流を育む拠点として、以下のようなセンター機能を
結合・融合させた多面的な役割を持つことが必要です。
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3.潮来市の図書館サービスの基本方針
- 1・知識のセンター
図書館は、市民が必要とする知識・情報に応える施設です。
そのために、多種多様な資料を備えて、知識を集積することが重要です。
しかしながら、すべての資料を用意できるわけではありませんから、
他の図書館との連携を図って、「どんな資料でも提供できる」環境を整備することが必要です。
- 2・情報のセンター
図書館は、様々なメディアによる新鮮な資料や、最新の情報を豊富に提供します。
さらにそれらの資料・情報を用意すると同時に、
市民に信頼される図書館であるために、市民と資料の橋渡しをする
「レファレンス・サービスの充実」を図ることが必要です。
- 3・文化のセンター
図書館は、地域文化を育むところです。
様々な地域の文化活動を支援したり、
行事を開催することも図書館の重要な役割です。
- 4・地域のセンター
今日の図書館は、知識・情報・文化のセンターであると同時に、
市民の憩いの場、くつろぎの場、交流の場です。
人が集まり、人と人が交わることのできる「地域のひろば」のような環境を
用意することも図書館の重要な役割です。
今日の公共図書館の最も基本的な役割は、資料を求める人々に対して、
効果的に無料で資料・情報を提供することです。潮来市民であれば、
「誰でも」「いつでも」「どこに住んでいても」「どんな資料でも」提供される。
という図書館サービスの基本原則に則しサービスを提供することとします。
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4.潮来市立図書館の目指すもの
- 潮来市立図書館の目指すものは、
市民の生活に潤いをもたらす「本のひろば」です。
また、図書館は、市民ひとりひとりが文化的な生活を送るための手助けをするものです。
市民の生涯学習を支援し、市民の地域活動の拠点ともなります。
- 図書館には、たくさんの体系づけられた資料があり、
過去の出来事や、思想や様々なデータや、物語が記録されています。
それらの記録は、現在において活かされることによって、
歴史という知恵となって未来に役立てられます。
それは、旧牛堀第一小学校を改築し、新たな図書館として役立てられることも
同じ意味をもつと言えます。
- 一方今日では、様々な情報媒体と通信技術の発達によって、
世界中の現在の情報を手に入れることができると同時に、
潮来から世界に向けて発信することもできます。
また、図書館は物語や歴史の「世界」につながる入口でもあります。
- 潮来市立図書館は、市民のひとりひとりが、
歴史という知恵を生かし、それぞれの世界を見つけだし、
同時に現在の世界ともリアルタイムでつながっていく、
文化と情報に潤うひろばでありたいと考えます。
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5.潮来市立図書館の建設計画の方針(テーマ)
- 1・親近性=親しみやすい図書館
図書館は、誰もが、入りやすく、わかりやすい施設であることが望まれます。
そのために、図書館の建物は、周辺環境と調和し、
親しみやすいものを目指していきます。
同様に、単純で明快なものとし、誰もがわかりやすい空間構成を図ります。
外構についても、利用者の憩いの場となる広場や
敷地内緑化等の整備を検討し、市民にとって集まりやすく、親しみやすい環境とします。
- 2・合理性=合理的な施設
図書館は、利用者の要求に応えて、速やかにサービスを提供することが望まれます。
そのために、利用者のスペースと管理運営のためのスペースを明確に区分し、
それぞれに単純で明確な動線を確保し、
効率のよいサービスが提供できる合理的なものとします。
しかし、図書館への要求が変化すれば、建物や家具・設備も
建設当初のままで対応しきれなくなります。
将来において、図書館サービスの内容が変容していくことも
念頭において可変性、融通性に配慮します。
- 3・公開性=開かれた場
図書館は、資料・情報を提供すると同時に、場を提供する施設です。
資料・情報が閉じこめられた箱の中にあるのではなく
「資料・情報が図書館にあるということ」自体が公開されるような、
外部から中の様子が分かりやすい建設計画とします。
さらに、そこでの活動や交流も情報として公開されることによって、
新たな活動や交流の機会に発展する可能性も期待できます。
- 4・快適性=快適な環境
図書館は、資料・情報と巡り会うために整えられた環境です。
生涯学習は、市民が自らを高める行為です。
その場に相応しい豊かな内部空間に加えて、
自然の光に満たされるような快適な環境とします。
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整備計画

- (図書館概要) 潮来市立図書館基本計画による
敷地面積 |
11.771u |
建築面積 |
2.585u |
延床面積 |
3.556u |
構 造 |
RC 2階建て(一部鉄骨造) |
蔵書数 |
図書 約96,000冊 (子供の本 約20,000冊) (一般書 約76,000冊) 視聴覚資料 約5,000点 (DVD、ビデオ、CD)
その他(雑誌・新聞)
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駐車場 駐輪場 |
約73台(障害者用3台) 約30台 |
- 館内見取り図
1F |
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一般・児童開架スペース
貸出・返却カウンター(自動貸出機・蔵書検索機設置)
図書相談コーナー(レファレンスコーナー)
事務所
作業所
閉架書庫
トイレ(男・女・多目的・子供用) |
2F |
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学習室
集会室(2カ所)
ボランティアルーム兼お話の部屋
郷土資料室
展示スペース
トイレ(男・女・多目的) など |
- 施設の特色
1 |
旧牛堀第一小学校を活用しました。 |
2 |
一部増設し開架スペースを1階にまとめ、自然光を取り入れ、
図書などを自由に手にとって見られる、ゆとりある空間を確保しました。 |
3 |
子供たちのための「児童コーナー」「お話の部屋」「児童用トイレ」などを設けました。 |
4 |
施設内外をバリアフリーとし、障害のある方などが利用しやすいようにしました。 |
5 |
生涯学習の拠点として、郷土資料室、ボランティアルームなどを設け、
特に学習室は広く設けました。 |
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