ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

原始・古代よれば、板来駅から行方台地上を曾尼駅を経由して、国府に向かったと146思われる駅路については、直線の痕跡は見出されないという。蝦夷平定の祈願や鹿島神宮、神宮司などとの参拝・連絡のための駅路であったかEら、東海道の本道のように直線道路ではなかったのであろう。後でも述ぺるように、『常陸国風土記』には国府から提賀、曾尼、男高、板来など香島までの道筋の村里に佐伯・国栖などの討伐の説話があるのは、風へんさん土記編纂の蝦夷征討事業と関係があるのである。『日本書紀』では、「佐伯」は、蝦夷を意味する言葉なのである。奈良時代から平安時代にかけての蝦夷征討に、鹿島神宮は重要な役割を果たすのである。