ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

潮来地方の宗教と教育・文化舟司、話弘帽--ー/‘第IV-50図第4章冗禄九年(一六九六)に牛頭天王は、一村一社の政策により現在地に移り、熊野三社権現と相殿になった。さらに天保十五年(一八四四)、牛頭天王は仏教色の強い呼称から、神道的な素鷲神社へと社号を改め、同時に熊野三社権現も熊野神社と名前がかわった。明治十年(一八七七)に長く相殿であった両社は、素鷲熊野神社となって現在に至っている。祭神は須佐之男命、奇稲田比命、速王男命の三神で、境内社として神明神社、大六天神社、松尾神社、淡島神社、金万比羅神社、愛宕神社、大杉神社、稲荷神社を祭る。例祭に奉納される獅子舞と潮来ばやしは、索鷲熊野神社県指定の無形文化財に、指定されている。また境内の大補修は、県の天然記念物にそれぞれ大生神社潮来町大生八一四番地大生地区社伝によれば、意富(多)氏の奉斎社を神護景雲二年(七六八)、大和国春日に選座し、さらに大同元年(八O六)、藤原氏によって現在地に勧請したと伝えられている。以後、大生氏による寄進や修営などの保護を受けて栄えたが、天正十七年(一五八九)に焼失した。だが翌年本殿が再建造営され、数度の修築を経て現在に至っている。近世においては三五石四斗七升三合の朱印地を持ち、鹿島神宮からも奉納物や費用の負担をえて、盛大な祭儀が行われた。十一月十五日の例祭には、現在でも神事として亙女舞が奉納され、県の無形文化財に指定されている。また本殿は、県指定文化財、境内の樹叢は県の天然記念物に指定されている。祭神は建御雷之男神、境内社、413八坂神社、稲荷神社、淡島神社の三社。