ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

世れた藤堂良道作の「潮来絶句」がある。444また文政八年(一八二五)、潮来花柳を描いた渡辺幸山の「四州真景」近は、当時の景観をよく伝えている。さらに長勝寺の沿革と鐘銘、大洲のW蛮柑栽培、硯宮の縁起と祭礼、他領下畑(木)村との土地争いなどを数行にわたって箇条書きにし、簡単な潮来と浮島の絵図を載せて、文化三年(一八O六)に出版された、雨宮広安(通称文五郎、号端亭)の「美ち州」(美知久佐)などが、良く知られている。この「美ち州」は、郡奉行として巡視した広安が、郡下の故事や山河の形勢を丹念に記録した書物である。