ブックタイトル潮来町史

ページ
468/1018

このページは 潮来町史 の電子ブックに掲載されている468ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

潮来町史

世近W郎、御軍用掛の彦坂徳蔵、御徒目付の小池源左衛門ほかの者たちであっ456た。二月十二日に潮来村大山守の石田丹後と、牛堀村の大山守の須田重作に、「此度潮来村へ御陣屋取建ニ付、右御普請掛相達候事」と、普請掛任命があった。そこで石田と須田両人の名前で、次のように工事請負いの希望について達している(「日記留」)。此度潮来村へ御陣屋御取建に相成候ニ付、御長家向御普請作料受負潮来陣屋の図(国立史料館蔵「須田家文書」より)一致度者有之は円U手間仕方よろしき大工、明十五日潮来村役元宅へ罷出候様相達可レ被レ申候以上一一月十四日申下刻石田丹後須田重作尚々左官有レ之村方有レ之は、是又差出可レ被申候陣屋建設の地には農民所有の土地があったので、早速買い上げの手段がとられた。「創建御用留」には次のような記事がある。覚一、畠九反六歩御買上代外種物手間代共代金九拾両外八百文第V-83図て開発畠四畝拾八歩種物手間代なと被ν下候分此代金壱両外六百文右は此度御陣屋御取立候-一付、百姓持畠方御用地ニ相成御買上代等、書面之通被レ下ニ相成候条、持主共え銘々割渡可レ被ν申候以上二月十三日川文半蔵野島佐三郎潮来村庄屋陣屋の地鎮祭は二月十五日に行われ、それから急いで工事が開始された。地鎮祭関係について「御陣屋御創建-一付地祭式大意」の一部を抄出