ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

境なお霞ヶ浦、北浦における漁獲量の推移を昭和四十年以降についてみ38環ると、昭和五十三年の一万七四八七トンをピ1クに減少傾向を示し、異然常寒波のあった昭和五十九年には、七三六七トンに減少した。その後昭自和六十年には一万トンを越えたものの再び減少傾向に転じ、平成二年には昭和四十年以降最低の、五四O五トンにまで減少した。特に近年、ゼ類(ごろ)の減少が著しく総漁獲量減少の大きな要因となっている。ノ、コイイサザアミは減少傾向にあり、ワカサギは変動はある方フナもののここ数年横這い状況にある。ワカサギ、シラウオは、比較的価格の高い水産物であり貴重である。このように漁業資源の減少の原因としてあげられているものに、湖沼河川の淡水化、護岸の整備、水質の汚濁と富栄養化があげられている。また近年魚の中に従来の魚種に加えて、ブラックパス(オオクチパス)、テラピア、ブルlギル等の外国種が移入、繁殖しているため魚類相に変化がみられる様になった。エピ、ハゼ類を食}のうちブラックパスはぺるため漁業上悪役とされつつある。n-、ょ-、JJサJブラックパスは釣りの対象にもなり、ブラックパス釣りは盛んになりつつある。本町では徳島地先や北浦でよく釣れ、釣ったら持ち帰って食ぺょうという運動も起っている。」のほかの魚で主なものはウナギ、タナゴ類、ナマズ、ソウギョ、ノ、hノレン、ドジョウ、クルメサヨリ、ポラ、カムルチl、スズキサヨリ等であるが、逆水門ができてからは海水の進入が止まり、塩分を好む魚は全くいないかごくわずかになり、魚の種類数も減ってきている。