ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

V近現代神社を立て毎年三月の交を以て社を祭りて酒食を行ふ之れ水難を恐講河川を祭る意なり故に、河岸の部落に於てのみ行はるる沿岸に水見れば其年の禾穀豊穣を祈る旨趣なり所調一種の祈年祭なり、水神注連を掛け鎮守社を祭りEつ会飲す、何れも春季の候を以て行ふを別に行ふ処の鎮守祭の性質を帯びるが如し年一回相会し旗臓を立て申合契約及智識見聞の交換等此時に行はるを常とす、御掛講各組各をなして宴食す、之れ農家唯一の懇親会たるの観あり、故に各種のるの日相会し異種の軸物を壁聞に掛け礼拝して供物を献し、後酒肴る団体にして多くは十数戸少なきは数戸に過ず、名の如くかのへさ茨城県(就業者数743,583人)津知村(就業者数949人)第V-14図行方郡(就業者数30,567人)その他大生原村(就業者数1,039人)大正9年職業別人口(構成比)潮来町(就業者数2,452人)延方村(就業者数2,508人)釜谷に村社聾森神社、水原に村社香取神社無格社二社、大賀に無格侶を鳴して法要を営めり、神社としては大生に郷社大生神社あり、再建の運に至らず殆ど廃寺に属せしかぱ葬祭等に当りでは他より僧四ヶ寺ありしが、愛染院を除くの外は皆災に躍り烏有に帰してより二十戸を有す、其他釜谷に金乗院、大生に延命院、大賀に文珠院の本村の宗教は寺院として水原に愛染院あり、真言宗にして檀徒百る祈願供養を行ひEつ貯金等をなす講等ありて毎月或いは隔月会合して婦人の天財たる妊娠出産に関すれ此難なからんを祈るに外ならず、又婦人会合には観音講、廿三夜茨城県(就業者数72,672人)津知村(就業者数926人)その他第V-15図行方郡(就業者数30,879人)その他大生原村(就業者数1,050人)その他3.3商業5.6工業3.3潮来町(就業者数2,528人)その他昭和5年職業別人口(構成比)延方村(就業者数2,423人)502