ブックタイトル潮来町史
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潮来町史
境環然、自ツバキアオキ、ヤツデ、42シイの幼木など陰生樹が多く、所々落葉が集まり厚く堆積している。祭殿前の広場から西に向かい、小さな嗣を過ぎると右にさほど広くない平坦地がありシノ、ススキ等で荒れている。昭和四十年代ごろまではアカマツの林で、その下にはヤマツツジなどが見られ)の森では唯陽性林の景観があったが、現在アカマツは枯れて一本もなく、スギヒノキが植えられている。}の森を構成する主な樹木の数を記すとシイ一三六本、スギ一O三本、アカマツ四五本(枯損)、ツバキ四五本、ケヤキ一一本、タプノキ一O本、素鷲熊野神社の森モチノキ六本、ウラハゼノキ五本、クロマツ五本(枯損)、クヌギ三本、その他植栽とみられるダイオウショウジロガシ二本、クスノキ、イチョ内ノ、マテパシイ、マサカキなどがある。第1-9図大生神社樹叢昭和三十九年七月三十一日、茨城県指定天然記念物の樹叢である。大生神社は大同元年(八口六)の創建と伝えられ、長い歴史に守られてきた神域の樹叢は見事であスダジイ、ケヤキ、ヒノキ等の巨樹が樹冠を寄せる。タブノキ、スギAロい、これら高木の下に亜高木、低木、草本の各層が発達し暖地性混合林の特徴がよく現われた貴重な森林である。社前の庭には御神木のスギが空高く枝葉を伸ばし参拝者を圧倒するが詳しくは別項にゆずる。の樹林を特色づけるものにカゴノキの生育があり、樹齢数百年県内でも数は少なく分布上北限に近い。うす暗い樹叢の中で特色ある鹿の子模様がはっきりと見てとれる。低木がうす暗い林内に見られる。主なものはツパキ、など常緑広葉樹林ヒサカキ、シロダモ、アオキ、テイカカズラ、を表徴する植物をはじめニワトコ、モミジイチゴ、ノイバラ、クサギ、ネズミモチ、コクサギ、ヤマグワ、、ンュロ、エノキ、イヌガヤ、ニガキ、