ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

代現近V行われた。潮来地方では、-、司曳L一.通‘~ . ". ~a・・k佐原駅前の鹿島参宮鉄道パス(千葉県立大利根博物館提供)第V-45図まず潮来自動車商会が行方、鹿島両郡に活発に乗合自動車の路線を展開した。大正八年(一九一九)には延方・高浜聞にパス路線を開業している(『小川町史上巻』)。しかし、昭和期に入ると鹿島参宮鉄道が行方郡一帯のパス事業にも参入してきた。まず、昭和五年十一月に鹿島大船津・潮来町聞の路線を、鹿島参宮鉄道が潮来自動車商会から買収した。同時に鹿島参宮鉄道は潮来自動車商会を吸収合併している。辺では、これ以後、鹿島参宮鉄道はパス路線を次々と拡大していった。潮来周まず昭和七年一月に潮来・本新島村聞について乗合自動車路線の延長を申請し、周年七月には土浦自動車株式会社を買収し、その高浜・潮来間及び潮来・延方間の営業を引き継いでいる。また、昭和九年640十月からは潮来・水戸聞の自動車、鉄道連絡割引切符を発売している。ついで、鹿島参宮鉄道は、昭和十一年(一九三六)四月の水郷大橋開通に向けて、水郷ルlトの整備を行った(『関東鉄道株式会社七十年史』)。まず、昭和八年一月に牛堀から大橋北詰の西代(稲敷郡東村)までの区聞を開業した。そして、大橋開通後の路線展開の中心となる西代を中心に、積極的に路線を展開していった。九年一月には西代・幸田(桜川村)聞を開業し、翌年三月には幸田・江戸崎間にも開業認可を得ている。十一年一月には、竜ヶ崎方面への路線延長を見越し、西代・中島間に臨時旅客輸送の免許を得た。昭和十二年二月には開通後まもない水郷大橋を経て千葉県に乗り入れる西代・佐原路線の営業許可を得ている。」れによって、昭和十一年に買収した香取参宮自動車の路線とあわせて、鹿島神宮、大船津・潮来・牛堀・西代・佐原・香取神宮聞の路線(約二七キロ)、玉造・麻生・牛堀・西代・佐原間(約三0キロ)と江戸崎・幸田・西代・佐原間(約二六キロ)が完成した。}れらの路線は、鹿島・香取聞が一日七往復、その他が八往復であった。ついで、鹿島参宮鉄道は鹿島郡を中心にパス路線を展開していた鹿島参宮自動車株式会社を買収した。鹿島参宮自動車は、大正八年に発足し、買収される以前には鉾田を中心とするパス路線を展開し、昭和十年二月には鉾田・麻生・牛堀・矢幡聞にも進出していた。昭和十二年(一九三七)六月十五日、鹿島参宮鉄道が同社の路線を引き継いだことで、潮来周辺では新たに牛堀・鉾田間(約二八キロ)及び牛堀・矢幡間(約八キロ)znuーつっこ0.ヵ品川1 47このように、鹿島参宮鉄道が積極的にパス路線を展開したことで、潮