ブックタイトル潮来町史
- ページ
- 818/1018
このページは 潮来町史 の電子ブックに掲載されている818ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 潮来町史 の電子ブックに掲載されている818ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
潮来町史
代恵まれた環境の下で、潮来高等学校は普通科、商業科、家政科それぞ現れ一学年二学級編成の高等学校として発展し、生徒はのびのびとした高校生活を営んでいる。近最後に、潮来高等学校における漕艇部の活躍ぶりを紹介しておきたい。V潮来高校の漕艇部は、火災にあった後に建設された校舎の時代である、昭和四十一年に発足した。新しく作られた漕艇部は、さっそく創部の年に国民体育大会へ出場し、昭和四十二年に埼玉県で行われた第二二回国民体育大会では、四位に入賞するという快挙を成し遂げている。潮来高等学校の女子チlムは、第一日目の予選、第二日の準決勝ともに他校チームを大きく引き離して第一位となり、一一一日目の決勝へと進出した。決勝に進出してきたチlムは、キャリアのある強豪が多かったが、潮来高校チlムは健闘して大激戦を展開し、四位入賞を果たしたのであった。漕艇部の活躍はこの後も続き、昭和四十八年九月に千葉県で行われた第二八回国民体育大会ではナックルフォアの部でついに念願の全国優勝を果たした。九月二十四日には、茨城国体の一年前を記念する「国体キャラバンの夕ぺ」の行事とともに、潮来高校漕艇部の優勝祝賀会が盛大に聞かれた。午後四時半から部員たちは、県の広報車、国体事務局職員、潮来町長以下の町職員、高校後援会会員たちと延方地区から富士屋ホテル前の町営駐車場までパレードを行い、午後六時半から潮来第一中学校体育館で優勝祝賀会が盛大に開催された。会一場には約一OOO人の人びとが集り、橋本町長は漕艇部員の栄誉を称えるとともに、翌年に迫った茨城国体成功へ向けての決意を披露した。キャプテン飯田恵子らの選手紹介と記念の盾の贈呈が行われ、選手団を代表して大川幸子が謝辞を述ぺた。昭和四十九年には、茨城県を会場として第二九回国民体育大会が開催され、ボート競技が潮来町を会場として実施されることもあって、潮来806高校漕艇部には大きな期待がかけられた。九月八日から十一日にかけて第二九回国民体育大会夏季大会が開催され、潮来町では常陸利根川の潮来漕艇競技場においてポlト競技が実施された。潮来高等学校漕艇部は大きな期待を背にして試合に臨んだが、惜しくも入賞を逃した。