ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

正月様を飾る。「一夜飾り」を避けた家もある。お供えは三重ねの上だいだいに檀を串に刺してのせ、「両袖飾り」といってその両脇へ二重ねの餅を飾る。門松をたて、お墓の花筒に松をあげる。お供えは半紙を敷き、大神宮様、仏様、氏神様、荒神様、井戸神様、農機具等、二Oか所へ供えるところもある。三十日は「すす払い」「大払い」である(潮来)。二十八日に年男が〆飾りをする。大晦日の夜は家族中揃って「年越そば」を食ぺる(津知)。二十七日頃から餅つきがはじまる。二十八日は「松迎え」で、門松や神棚へ供える松の小枝を迎えて飾る。三十日にお供えを飾り正月を迎える。また三十日に神棚、仏壇を掃除する。なお八日をセイモンパライ(誓文ばらい)といい門の掃除をし、十二日は「すすはき」である(延方)。八日が「すすはらい」。二十八日か三十日に餅つきをし、二十九日は「苦餅」といってつかない。三十日に「松迎え」をし、夜年越そばを食ぺる(大生原)。fT事中年第l章845