ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

俗民VIそれが落ちないようにする。部屋の中を歩かせ、愛染院〕子〔水原取第VI-30図わざところぶようにし俗』創刊号)。それでもころばない子は、背を押してころばせるのである。七五三の祝いもとは十一月十五日であったが、現在は、十一月の日たり、餅は嫁の実家へもって行く(大賀)。の(延方)。852津知では、一月二十三日(もと旧十月二十三日)、辻の二十三夜尊で「取子講振舞」を行う。「取子」とは、生まれオピトキの彼露宴〔大賀〕た児が健康で成長するように三夜様に守護を祈願することで、中には終身の人もいるという。}の日、取子の人びとは身を潔め、服装をととのえ、幼児は保護者が付きそって参寵し、神宮によりお放いご祈請をうけ、銘々ご酒肴をいただいて第VI-31図帰る。取子の年齢は早い者では生まれてすぐ、三、四歳、幼稚園位、取子の期間も七歳までとか、成人に達するまでとか、終身などと人によってまちまちである。家によっては取子にあげないところもある。平成五年現在の取子は三O名位という(石井芳子「潮来町の民間信仰」『水郷の民曜日が多い。男が五歳と一五歳、女が三歳と七歳であ三月三日(女)、五月五日(男)の初節句には、嫁の実家から雛人形、鯉る(潮来)。しかし一般的には、女の七歳の祝いがオピとの相談で決めることもある。のぼり、幡、吹流し、内飾り等が贈られる。外飾りと内飾り等、婚家先)のときも祝節句の宴があり、親戚、知トキ(帯解き、紐解き)として重視されている。女の子が着物の付紐をとる祝い。男女とも七五三には氏神様へお参りをする。とくに女の子は晴またお返しもある。子供は七歳まで鎮守にトリ人等からの祝儀があり、着で飾る。昔はオカッパ頭にリボンを付ける位であったが、現在は美容コ(取子)に出し、十月頃神社へ行きご馳走になり米一升とお金をあげる院で髪を結ってもらうようになった。宮参りのあと親戚、知人等を招き