ブックタイトル潮来町史
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潮来町史
俗民VI県西・南部に多くみられる特色があり、潮来地方もその信仰分布圏内に878あったことがわかる。寛永期に石材を用いて造立する行為は、すべての庶民が参与したか否かになお問題を残すのであるが}のあたりから庶民信仰の結衆による造立が行われるようになったのではなかろうか。黒雲母片岩材による板碑形式の供養塔は近世前期で姿を消し、次第に庶民信仰によるさまざまな石材を用いた種々の石仏・石塔が造立されるようになり、近世・近代を通じ、現在もなおその信仰表現のあり方は続いている。平成三年に潮来町史編さん委員会から発行された『潮来の石仏石塔』には、町内各地区にわたる詳細な資料が載っている。以下本書を引用しながら石造物に表わされた庶民信仰を述べ、なおこの節では、「石仏・石塔」の意味をややひろげて取扱うこととする。潮来町内の石仏・石塔調査によって現在九四五基石仏・石塔の種類が知られている。」れらを形態・信仰等によって万延元年の庚申塔〔潮来〕分類する試みもあるが、明確な分類はなかなか困難である。各地の石仏・石塔調査の報告書をもとに、とくに『取手市史石造遺物編』を参考に分類してみると次のようになる。-F - e -F-ノ、4Jφ''?しすでに述ぺた中世の板碑などは省き、近世以降を対象としておく。〔石仏〕地蔵、六地蔵、聖観音、子安観音、如意輪観音〔日待・月待培〕十七夜塔、十九夜塔、二十日待塔、二十三夜塔、二第VI-57図十六夜塔、庚申塔、甲子塔〔念仏塔〕三万遍塔、百万遍塔、寒念仏塔〔経典塔〕題目塔、名号塔、廻国塔、読唱塔、提婆品、普門品、大乗妙典塔〔参拝塔・巡拝塔〕(種類)伊勢、金比羅、四天王寺、西国三十三所、