ブックタイトル潮来町史
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潮来町史
俗民VI〔潮来地区〕富士講、伊勢講、女人講、大子講、庚申講、高尾山潮講882〔津知地区〕福千七人講(甲子)、二十三夜講、二十六夜講〔延方地区〕題目講、甲子講、十九夜講、十七夜講、観世音講、大子講、子待講、庚申講、西国三十三所講〔大生原地区〕十九夜講右の講が、潮来地方に存在したすべての講を示すのではないことはいうまでもない。では、現在に伝承されている講には、どのようなものが青面金問IJ (大賀〕と猿田彦大神〔大生〕あるのだろうか。潮来町史編さん民俗部会調査によれば次のようである。〔潮来地区〕観音講、稲荷講、天王講、庚申講、日待講、水神講、愛宕講、地蔵尊講、不動尊講、二十三夜講、大師講、念仏講、お新講〔津知地区〕水神講、観音講、十九夜講、念仏講、二十三夜講(三夜講)、薬師講、八日講、十日講、産土講、大師講、庚申講〔延方地区〕庚申講、念仏講、中年講、大師講、大師参講、水神講、薬師講、稲荷講、二十六夜講、子安講、えびす講第VI-61図〔大生原地区〕庚申講、金毘羅講、二十三夜講、大師講、念仏講、伊勢講、水神講、観音講、待講、十八夜講、稲荷講、三峯講こうしたさまざまな講の存在は、潮来地方の人びとの聞になお強く伝承されていることを示している。しかし、時間の経過とともに変化する社会の状況は、講の盛衰にも大きく影響をおよぼしている。石仏・石塔に現われた講のうち、潮来地区の富士講、伊勢講、高尾山潮講、津知地区の甲子講、二十六夜講、辻の庚申講、大師講、念仏議、延方地区の題目講、甲子講、子待講、十九夜講、十七夜講、観世音講、巳待講、西国三十三所講、大生原地区の十九夜講は、すでに伝承から消えている。また、現在伝承の中にはあるが行事が行われなくなった講に、