ブックタイトル潮来町史
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潮来町史
俗民VI頃までになったという。884庚申の行事中に地震があった場合は、もう一度やり直すという伝承がある。潮来地区大洲の講中では、栃木県足尾町足尾庚申山神社や大阪の四天王寺庚申堂の参拝を行い、中組、西組、橋本組で昭和五十三年と五十五年に合計六基の庚申塔を建てている。つ一十三夜講〕三夜講ともいう。潮来地方の月待信仰には、十七、十八、如意輪観音〔小泉〕と子安観音〔潮来〕十九、二十、二十三、二十六、二十九夜待がある。いずれもその夜の月}のうち近世以降現在まで、その信仰がもの出を待つ講中の集いだが、っとも伝承されている二十三夜講を中心に述ぺることにする。一般に女人講であり、安産、子育てを祈願し、聖観音、知意輪観音、子安観音、愛染明王を崇めている。}の地方の石仏・石塔では子安観音より如意輪観音の彫像が多い。男性の参加する場合もある。潮来地区六丁目では、毎月旧暦二十三日、年齢は三01七O歳で当番制。現在は男性の講が続いており、女性は観音講になった。以前は、若第VI-63図い人のお産が近づくと家族や近所の年寄達が自然と集まり、旧暦二十三夜の月がみえなくなる明け方まで勢至菩薩に安産を祈願した。また明け点になると、口をすすいで月に向かって手を合わせたりした。二丁目は、毎月七01七五歳で三人の女人講、お堂に集って経をあげる。大洲は毎月、二01四O歳位の男性のみ、一二、三人。宿は順番制で、夕食の馳走があり、掛軸をかけて供養した。津知地区築地の二十三夜講は、毎月各戸女性の年寄達が宿を順番制としていたが現在はなく、各戸主婦による十九夜講がある。以前は毎月だったが現在は隔月となり、宿は当番家廻り、食事会をし日蓮様を信仰する。延方地区の古高では、いずれも女性のみの二十三夜講、子安講、二十六夜講がある。徳島は毎月一回十三