ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

〔大中坊〕昔、古高に大中坊という雲をつかむような巨その他の伝説人がいた。大中坊が踏んだ片方の足跡が、台の窪(前述)にあり、もう一方の足跡は三里北方の青沼である。また片方は米島の徳島川の中ほどのところであるともいう。現在は土地改良で消滅した(『古高郷』、話者黒須保採話篠塚平一郎)。〔姫井戸〕大生の前谷津、風間元市家裏山の中ほどにある。鳳且城主の家来八兵衛が、病に倒れた姫の病気回復のため、朝夕汲みあげて飲ませた井戸で、台地には「八兵衛屋敷」とよばれるところがあり、また台地へ登る坂を「姫坂」といっている。現在井戸水は枯れたが、原形は残っている(藤島一郎「大生七ツ井一戸について」『ふるさと潮来』第七輯)。昔話・世間話と伝説第5章939