ブックタイトル潮来町史

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概要

潮来町史

俗このような現状は、高度経済成長がもたらした全県全国的な問題であ948ろう。潮来町を含めて、鹿行南部地方に顕著な紐解祝(七五三の祝)は目民ホテルの式場において行われ、お色直しまで下さらにエスカレートし、VIあるという。つまり、人の生活は「組」「部落」「町村」といった自然的・人為的な地域を越えた交流があって成り立っているから、いかに「決定」や「規制」があっても、その改変は矛盾と混乱の中で霧散の状況になる場合が多い。絶対に改変が起こらないということではなく、ある要因での変化もあり得る。たとえば、葬儀における通夜も簡素化されたし、葬儀後の供養は、もとは七日、三十五日、四十九日等も行われたものが、葬式当日にあわせて行うことが一般的になった。}れは、労働状況の変化や通婚圏の拡大にともなって、現実にはその実施が困難となったからである。また「土葬」から「火葬」への変化の葬儀形態への影響をおよぽしつつあるといえるのではなかろうか。