ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編
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うしぼりの文化財 民俗資料編
他村から来て、一人前の村人ど認められるためには、それをとりもつ親方取りのf義ヰしが必要てあった。ちょうど草荘ぬぎどか、草荘親とかいった他村来住者の親方取りの手続きど同じ観念が、嫁入りにも要求されたとする説と、長い道中の疲れを休めたり、衣装を整えたり、精神的に安定して入家式にのそもうとするためにで主た制度とする説どI:J~ ある。中宿は婿方近くに設けられ、中宿まで嫁を送りそこて婿方の迎え人に渡す式を行なうところがあり、婿の親方や仲人の家をあてるところもあるために親方取り説が有力とされている。「入家式」嫁が婿の家に正式にt;i\、ってL、〈儀礼には種々の作;去があり、古風な村内崎、遠方婚であると新しい婚姻形式にあることに功、かわらず、呪術的要素の多い儀礼てある。表玄関からはL、らずに、勝手口からはL、るとか、入り口て水杯を飲むとか、藁火をたいて上をまたいたり、松明りをかさした聞をくぐり向けるとか、笠千鍋.l'たを嫁の頭にかぶせるまねこどをするとカ、台所に上って炉のまわりを三回りするどかがそれてある。個々の呪術的作法についての解釈はそれぞれあるか、析しく家を持ち、その主婦として入家する者に対する{義礼であろう。なかには、他の習俗の応用もあるだろうが、入家式前後の儀礼に家屋新築祝いの要素と共通する点か見られるこどや、嫁入tり)当日の諸種のf俗谷f信言に重要なものbることに;注主意したい。「夫婦盃、親子盃」いわゆる祝言、婚姻成立祝L、の席て1青ど嫁が夫婦の盃を行なうのは、遠方崎、ないし新しい婚姻形式のなかで一般化されている。LI.i、し、古風な村内婚や嫁入り婚では、婿が同席せず、また、婿、嫁ともに出-23