ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

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概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

いまでは薬品などて拭くか、それも片袖を使い、後で引っぱりあって洗う(それ故、普段に引っ張り合って洗っては、いけないといわれている。)死者の着物は、自らの晒で作り、丈は3尺、袖丈は|尺につくる。組の女の人達が、ひっ張りながらぬい、,1f,、はつめないでぬいあげ、左前にきせる。死者とーしょに、ずた袋、六文銭、五穀(米麦、大豆、,J、豆、栗) を入れる。生前に死者の愛用したものを入れるようてある。「葬儀」ソウシキ、ジャンボウ又はジャンボンど呼び、さしさわりのない場合は死んでから3日目に行う。その聞に「麿」上の問題、(友引き、どりの日)のときは延期する。葬列の順序は、町内ても若干の差異があり、神葬式などの方式もあるが、仏式の場合は、木碑、生花、花輪、位牌、棺、棺の脇にてんがい、写真、棺飯(1貢序異るところもある)などどなる。枕飯は、ごはんの上に箸をつ主たてて、出棺まで棺の前にあげておき、主として当屋の主婦がもち、墓地で地蔵様にあげる、花輪は組の者カ、持ち、おヰしに二子拭一筋ぐらい出す。棺の脇の「てんがL、」は竹の先に竜のようなものを表わした恐しいものをつけ死者が途中て、さらわれないように守るど云われ、出棺前に庭に立ててがく、この前てんがL\、もちは先導中の年輩者がもつことになっ、「せんちょう、せんどう長」などと称している。先導には、ほっち笠、六尺のふんとし、ぞうり、たび手拭、金銭などをお礼に出す。「出棺後」棺ゐ、座敷から出るど、子ともたちが用意してきた金銭をばらまき、メドカコという「カコ‘」をころがしながら、部屋をはき、誰れかを水汲みに出L、こちらから呼ぶ、(普段の水汲みに行〈時には、呼んてはいけないとされている)。- 29-