ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編
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うしぼりの文化財 民俗資料編
月日行事名|月|日元旦行事2日鍬入れ3日不就日内~合元日から三ヶ日、主人又は年男が若水をくみ、門松にかけ雑煮を供える。三ヶ日雑煮を祝う家ど、大晦日に作った料理を三ヶ日食べる家どがある。牛堀町では大体に於いて前者が多い。俗に「かいれん」と言う。しめ縄を飾っておいた鍬をかついで田へ行主松枝を立てしめ縄を飾り、その年の恵方に向って豊作を祈る。角飾三ヶ(早生、中生、晩生の三種類の稲にかたどる)を供えて、カラス、カラスど呼ぶ。カラスが餅をついばめば豊作疑いなしとよろこぶ。カラスが餅をついばむ時、どの餅を最初についばむかを気をつけて見守る。中生の餅をついはめば今年は特に中生が豊作であるとして、苗代をつくる時中生の種子を余計まくようにする。昭和初期以後、この行事はだんだんすたれて、現在はあまり行なわれていなL、。この日は不就日ど言って年賀の行事は行わない。ちなみに不就日の繰り方は、3、2、|、4、5、6ど覚えて、|月は3日からはじめて9日目が不就自にあたる。-36-