ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

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概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

くわをもって田畑へ行<0 3回うなって、もってきた松を立て、オサゴどもちをf共え、少、しはなれたところで「カラースJ rカラース」どカラスを。乎ぷ。またまっ暗で、カラスがやってこないので、たき火をして夜の明けるのを待つ。夜が明けると、カラスはチャント知っていて、山から飛んできて供えた「もち」や「オサコJ をついばむ、3組供えたのは、わせ、なかで、おくでになぞらえたものて、カラスが一ばん先についは-んだのが、ことしの豊作になるという年占いなのである。帰ってきて「おぞうlこ」をたべる。寒いけれども子どもには楽しい行事であったが今日旧家の一部だけ、この行事をつづけているにすぎない。。モチパシの木のきね正月14日の朝、中へ「ナルキモチ」をならせる木や、15日にアツキカユを食べる箸や、ザカマタをつくるヌルテの木をどりlコ、くのに、子どもたちはついて行主、帰ってきて紅白のナリキモチを作るのを手伝う。モチノfシだけ、ヌルデの別名のようになり、この木を割って箸をつくり、ふたまたの棒(これをへビマジナイという)を作る。そして余った木で子どもに15センチくらいのきねを作ってやる。昔はさらに杉の丸太を代ってうすも作ってやったので、子どもは、さっそくヨモギの芽をつんで主て、うすに入れ「きね」でついて遊んたものである。この晩子どもたちは集ってワーホイをする。0サイノカ=牛堀町f付近の町村では正月14日にヌルデの木またはヤナギの木で、15日のアズキカユを食べる箸や、荒神様に供える「ふたまた」の棒どどもに、「サイノカミ」というけずっかけを作る。けずっかけは直経3センチか4センチぐらいのヌルデの木を長さ25センチか30センチぐらいに切っ、これをなかばけずりかけて、花のように聞かせたもの一方だけ削りかけたもの、或はアイヌのイナウのようにちιらせたものなど、家々によってさまざまの削り方をする。サイノカミは14日の晩子どもたちが鳥追い,J、屋に集ってゲームをする。翌日日の未明鳥追い什、屋を;境くどき、その火でサイノカミの削りかけた部分(ー名ヒゲと呼ぶ)を焼きどり、朝- 69一