ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編
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うしぼりの文化財 民俗資料編
0おびどき祝い十一月十五日、都会では七五三どして祝う日である今では農村でも七五三ど呼ぶようになったが、かつては「おびどき祝L、」どいった。七歳になった子どもがつけひものある着物からひもをとって帯をしめる日であった。子どもが成長して一人前になったことを祝うのだが、都会風に晴着をきかぎるというようなものでなく、素朴な祝いであった。現在はふる舞も派手になっ、服装も農村も都会ど変らなくなった。Oカービタ餅十二月一日をカービタ餅どか、カツパタ餅などどいって、朝餅をつき、あんころ餅にして食べる。この餅を「まきもち」より少し大きく丸め、子どもに数回もたせ川に流させる。このとき、寒風の中でおしりをまくって川の水に浸す風習のところもあった、この餅をJ1Jtこ;荒すのは、水神さまlこ供えるのだとか、カッノfにヲ|かれないためだどかいう。0すすはき十二月の二十日こーろから正月の準備がはじまるすすはき、天気がよく、吉日とされる日を選んで行われる。家中の家具をタトに出して一年中のすすを払うので親たちはたいへんだが、子どもにどっては楽しい日である。庭に出された家具の問で遊びまわったり失ったものを見つけ出したりする、必どなたちはまっj黒にすすによごれて働くが、子どもは家具の入れかわるのを見て心はずむ一日である。Oもちつきもちつきは25日頃から始まり28日までに終る。家々から景気よくきねが聞こえてくる、家によっては| 俵(60kg) も2俵(120kg)もつくので、庭先には臨時の「かまど」が築かれ、近所から手伝いの人を頼んで、朝まだ暗いうちからつく、もちつきの音がすると、子どもたちはじっとしていられなL、。がたがたふる-77-