ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編

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概要

うしぼりの文化財 民俗資料編

衣食住1 .衣(晴着) 誰でも必ず幸庁しい着物を作るのは(おは、ゃあき) (ひもとき)(結婚)の時である。婚礼の時の衣装は、四枚重ねて、下から白のじばん、緋の長じはん、白む〈、江戸づまを着る。江戸つまはねずみ色が多〈留袖ですそ模様である。葬式の時は、男は羽織、袴を着、女は黒の紋付を着る。昔他所へ出かける時は女はおこそ頭巾を被った。これは嫁入りの時持参したもので、色はねずみ、布地はちりめんでこれに家紋を入れたものもあった。(普段着) 女は普段家に居る時は元禄袖に長じばん、半巾帯をしめていた。仕事をする時は女は筒袖の着物のよにかすりの腰切り仁ばんを着、もんぴき(モンベ)をはL、て頭にはボツチ笠(船頭笠)をかぶる。男は田仕事の時は紺のじばんに、もも51きをはき、手さし、腕ぬきをはめる。畑仕事はシャツにス\ポンで、心仕事には脚枠、地下足授姿である。現在外出の際、男は洋服、女もほとんど洋服てある。仕事着もかなり変化して素足などて水田に入るものはなくゴムたびゴム長たび等を使用するようになった。農作業も機械化するにつれ、服装もそれに即応したものになってきた。服装の写真ど別掲の写真を参照されたい。(髪型) 昔は遊びの時は桃割、l善人返し、いちょう返しなどに結った。小学生の女生などは桃割lこ結って、たけながどL、う紙製の髪かぎりをつけた。花嫁は大島田に結ばれた。(寝具) 昔は蓑布団を用い、その上に普通の布団を敷き、寝まきはほとんど着用せず、どてらを着て寝た。(雨具) みの、からかさ、銚子傘などを用い、洋傘などは数少なかった。強風雨の際などはケットウを頭からかより、腰をひもで結び、両手で前をがっちりおさえて外出した。- 6