ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編
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うしぼりの文化財 民俗資料編
I .植物① たんぽぽ民俗実日識( 生物と天気予報)のどかな春4月頃、野原、や田国道に黄色い花をつけたたんぽほ。を見ることが出来る。この黄色の花が白色の房どなった頃が晴雨斗として一番価値あるものである。ヒバリが空に噌り、蝶が花をたづねるといった好天気の続〈際には白色の房は所謂藩聞を量し、風吹かば飛び去られとする。雨模様になれば雨傘を窓めたようにすっかり問ぢて青空になるまで聞かずに待っている。② 昼顔の花昼顔の花は雨が降りそうになるとすぐ窄んでしまう。雷雨でもある時には見ているうちにきれいに窄んでしまう。雨が止んでもたんぽぽと同じく雨のあがるまては元の通りに聞かぬ。③ 七葉樹此の葉は丁度指のような形をしており晴天の時には団扇のように開いて平らになっているが、雨が降りそうになると葉が窄んでうなだれる。④ はこべ最もよく天気模様を知らせるもので、降りみ降らずみの侯には半間半閉である。⑤ 樫此の木の根元が潤める時には雨が降る。⑥ 稲の葉稲の葉に夕刻白い露が行儀よくならんでいる時には明日は上天気である。2. 動物① 鳶常には空高〈飛びまわり、独特のP帝声を出しているが、天気模様が悪くなると空低〈飛ぶ。又朝噌けは雨になるし、タに吻けは.明日は晴れるど言はれている。-87-