ブックタイトルうしぼりの文化財 民俗資料編
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うしぼりの文化財 民俗資料編
② 集此の鳥がロ帝けは天気が悪くなるという。阿波の固などでは集のことを(フルック) ど称してL品。(降り告ぐ) に音が通じているためである。詩にも(老集頻呼雨古木月光日音)の句があるから天気が悪くなると解釈出来ぬでもなL、。反対に出雲国辺ては集がロ帝けば天気はきっと好いど言はれており、この地方の女達は集の。帝声をきいて、明日はお天気になると言って糊を作り張物の仕度に取りかかるどL、す。③ 持この虫治、群tJ どぶ時には風雨の非ど言う。④ 蜘妹朝のうちに網を張ってあったなら其の日一日は大丈夫雨は降らぬし、又夕方網を張っているなら其の晩から翌朝までの天気は請合であるど言はれ、蜘妹の働きは女子天の前兆てあると見られている。⑤ 楠牛雨を見て隠れるので、楠牛が這いまわる聞は天気が続くが葉に隠れると雨。⑥ 畦色か黄ばんているうちは天気は大丈夫であるが少し茶色がかつて来た時には天気はあまり良くなL、。カラス瓶の中に娃を入れて水ど梯子を入れて置〈ど、天気の続〈時には底の方て遊泳しているが悪くなるようになるど堆は梯子をのぼって上の方にいる。雨堆がなけば雨が降ると言はれているがこれはあまりあてにならなL、。統計的にしらべるみても半々くらいてある。⑦ 狐狐がロ帝くどこ・三日中に雨となる。③ 蛇蛇が樹木に金るどきには雨が降り、時には大水がある。⑨ JlI 魚釣に行って面白いように沢山釣れるときには天気は段々悪くなる。-88-