ブックタイトル潮来の石仏石塔
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潮来の石仏石塔
所在地潮来町石塔場解説石塔の上部は欠損し、三猿の頭部も欠けてはいるが、右から「見ざる、言わざる、聞かざる」とかろうじてわかる。銘文は当初から彫らなかったのか、現在はその痕跡もわからない。年号も彫られた痕跡がなく、月日は「七月十七日」と明瞭にわかる。両側の猿は男根、中央の猿は女根が刻出されている。二十年程以前に金原石材屈の御主人より聞いたところによると、「水商売の女が、下の病にかかると、猿の女根に紅を塗って平癒を祈った」という。庚申塔は、この塔のように猿のみのものは寛文(一六六一|一六七二)以前のもので、それ以降になると青面金剛像などが彫られるようになる。猿の下には次のような女の名前が彫られている。「おまん・おせん・口ぉ口、きく・よね・おまん・おひさ・おま口・お口口」-7-