ブックタイトル牛堀の文化 第4号 特集「私の昭和史」
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牛堀の文化 第4号 特集「私の昭和史」
れぞれが、お灯明(ロlソク)を灯し、観音様に御供えします。その後「観音経」を皆でお唱えします。「観音経」は、観音様のお名前を一心にお唱えすれば、いろいろなわざわいから救われ、さまざまな願いもかなえていただけるという、観音様の偉大なお力を賛嘆する内容が書かれている大変長いお経です。その中で特に、婦人の「安産」の願いをかなえてくれる一文があるために古くからご婦人の方の信仰を集めています。法要が終わると、はじめに灯した口lソクが燃えて短くなっ本堂ています。本人や、身内や、親戚でお産のある時には、この短くなったロlソクを持ち帰ります。ηL内J長国寺家庭では、時が経ち、いよいよお産が始まると、この短いロlソクをを灯し、観音様に願うのです。すると、ロlソクが燃え尽きる頃には無事出産ができるのです。従って寺から持ち帰る口lソクは短ければ短い程お産に苦しむ時間が短くてすむわけです。今年も何人かが、法要後短くなったロlソクを持っていかれました。きっと無事に赤ちゃんが誕生したことでしょう。古くから続く、ほのぼのとする観音様信仰と安産祈願。これから先も続けて参ります。夜には、近所のご婦人方が集まっての慶讃の法要です。それぞれが、お灯明(ロlソク)を灯し、観音様に御供えします。そ