ブックタイトルふるさと潮来 第二輯
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ふるさと潮来 第二輯
八一五』民結合仮則l潮来町・自由民権運動メモl益ついヨ最近、田山花或の『近代の小説』-を読み返した。そとK花袋のとんな言葉があった。『どうも、矢張b一度埋もれてしまわなくては駄目だね。完全K埋もれてしまわなくては?そして再び生き返る。それが、本当なんだね。そうでなければ、決して本当のものとは言えないんだね?』とれは文学作品だけでなく、人間社会のととKもあてはまろう。とう思う時、私の内部に潮来町が生んだ自由民権の闘士関戸覚蔵がいる。その一編著『東睡民権史』がるる。自由党大阪事件の志士磯山清兵衛がいる。潮来町を中心とした自由民権運動の結社『公益民会』がある。それら先人の活動や結社の動きを.抹ろうとして、私は私な-Dの方法で思いをひそめてきた。もともとわが国の自由民権運動の発掘と評価は、多く戦後のととで、それもとくK盛Kなったのはつい近年のζとである。したがって、部分が多い。まだまだ埋もれている石猶輿- EE,J潮来町の場合は、その最たるものといえよう。端的にいえば、私は闘戸覚蔵の名が埋もれているのが残念だった。父(諒こが二十五蹴で執筆し、未刊のまま私の手許K残された自由党加波山事件の記録『加波激挙録』が塵Kまみれているζとが妓念だった。このため私は関戸覚蔵と石川諒一の復権を願い、自己の非力を顧みず、昨年一月『故郷発姻』を出版した。ト幸い、同著が契機Kな夕、折から一三喜一房で出版計↓画をしていた『加波山事件関係貨料集』K、『加波撤挙録』が全篇収録され、私は『父と「加波蝕挙録」の周辺』という解説文を依頼されてき官いた。とれで一応、私の念願は達成できたのだが、といって、私は決して自己満足してはいない。郷土khFける自由民権運動の鉱脈を発掘するととは、私達後輩の責任であタ使命であるという思いK変タはない。『故郷発掘』出版後、私は生家の資料を整理していたととろ、曾祖父諒助K宛てた『公益民会』への加入勧誘状と、活版刷、クの同会規約を発見した。『公益民