ブックタイトルふるさと潮来 第二輯

概要

ふるさと潮来 第二輯

昭和二十九年、加波山事件七十周年に日本農民組合常総同盟は真壁町長岡に本間憲一郎、橘孝三郎撰文で「愛国」の記念碑を建立された。四、大阪事件大阪の獄は天下の大獄といはれている。其の謀函深遠、其の名実正大、事は外患よタ内証を意味し、渡韓の事乞未遂げ札終ったとはいい、日本の国家K影響するζと甚大で②ったと言って過言であるまい。明治十六・七年の頃の朝鮮の衰勢K隣邦として座視するのKしのびないと、岡山県の小林樟雄が朝鮮を独はんもん立ぜしめねばと煩悶の余タ大井出一忠太郎K謀hyしところげて号岳すんい告をふしょく大井又満清の暴慢を憤ると共K朝鮮の扶植K力むるの考が小林と符炉を合ぜ、折から磯山清兵衛の来訪があり悲憤の色鍛く三氏話頭緊密渡韓決行を約して別れたが、十八年六月小林・磯山重ねて大井宅に会し、第一朝鮮扶植の大義を発揚し我憲政出立の大希望を貰徹しがんむかtせし清国人の頑夢を撹躍し、文明指導の端緒を同第第くためとあって、其の実行方法として、大井・小林は内地K在って、金策其他の諸般の計画K従事し、磯山は決死の壮士三十名を半いて渡韓し、非常手段の準備（刀剣爆弾等の携帯）し其の進退操縦を磯山氏一任した。かくて渡韓計画の歩を進めたので②る。大阪事件の王勤者は何といっても大井山忠太郎、小林樟雄、磯山清兵衛で②る。大井憲太郎本姓は高並、初め名は大判、附学を修め舎密学を講じ、大阪に出づるや大井卜新と義兄弟を結び其姓大井とな夕、名を福太郎と改む。山中旦前の由宇佐郡の家族でるる。板垣・後藤伯等上書して民一越議院さたん設立を論ずや之れに左砲し板垣伯に声鼠し、加一勝弘之主くの議院尚早諭を駁し、馬城台二郎の名指々たb、其の人と成19青年壮の欽慕ぜられ、隠然首領となる。ト小林樟雄は捕前向山の人、世々武を以って池臼侠K5仕へた。樟雄幼年兵学館K人って仏学を一惨めた。西京．K於て仏国人レ才ンデユリlの学校K属すること山年レオシデユリーが闘成学校の教帥となるや助字、外国ぼコふつ人K常に接して気風感想外国人K努語、天，貧温岸篤実の士であった。隊長としての磯山は其の街K苦心経営一蹴韓の半備に精進したが、統率上の破綻を生じ、危院佐避けて其の失敗の罪を負うて同志の同Kひそ今、叫牒蝉までも移動したので、失綜と見て大井ら王力は急に大阪に相会し渡韓直前発覚して十一月二十三日急出され次々継摘され、予審一周年の十九年十二月二十七日似告六十二名