ブックタイトルふるさと潮来 第三輯
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ふるさと潮来 第三輯
成κ努力した精華κ外在ら左い。従って工事の完成に際し一般町民並κ旧津知村、旧延方村κ対し耕作希望者を勧誘したるも、戦時中壮者は出征し叉軍需工場の徴用せられ労働力不足のため自家の耕作すら放棄する現況にて地方農民κては完全左る営農、至難であったので、東京都κ希望者を募b有良友る四十有余の入殖者を導入し得たのでるる。犬、先きに波静か宏る浪逆の浦も現在の入殖者を迎へ年毎K1々たる稲穂の波と左って幸福左る誕生を遂けた事は永遠κ忘れがたき記念であらう。浪逆干拓事業の経過Kついて一、事業当時の目的及び状態昭和九年噴人口増と農機具の改良進歩κ伴ひ、農耕地は狭小K迫られたので、当時潮来当局の有志聞に協議せられつLあった内浪逆浦干拓事業を計画中昭和十四年窪谷和潮来町長に就任と念b本事業を促進して農家の増反を図b経営の運用良好左らしめんとする政府の国策も又食糧生産増強は国内κ重点を置く方針をとり、然るに大洲部落のび十番部落の一部は該地を飲料水として使用、又漁業者は豊富在る漁族の捕獲不能と左るため該事業の施行κ反対するものありたb。二、事業の概要1支那事変は長期に一回一b経続せられ、食糧の増産は急を要する状況と左b、政府は農地開発営団に浪逆浦干拓工事を施工せしめたb。Z支那事変よb更に大東亜戦争と左b男子は続々召集せられ、女子も軍需工場へ徴用、全〈入手の少左い時期κ工事は進められた状態で、一方主食は増産を叫びbるも不足勝ち左b、戦闘は益々激烈と左b船舶は軍隊と軍需品輸送κ充てられ、従って外国よりの食糧の輸入は絶無と左b、政府は漸々農地の拡張増産κ傾注す、浪逆浦干拓もこれに該当突貫的K堤塘工事は進められ竣工したのである口。,ZJ三、事業主体経過1昭和十六年九月一日、農地開発営団事業主体と念b着工じ、昭和二十二年八月三十一日前記営団閉鎖Z昭和二十二年九月一日よb同二十三年三月三十一日迄、農林省直営事業として施行す。