ブックタイトルふるさと潮来 第四輯
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ふるさと潮来 第四輯
-,みみずのたわ一口」場i本進世の中む種々な出来事を見聞して居ると、等む現象を唯物史観的K思考してしまうのである。良否は別として、現象の結果が(十年を一期と仮定して)大体想定通DK適中するから不可思議である。ζの事は如何に政治、経済む転換が急激であるかを物語っている証である。先前固に郷土史研究会で西茨城郡の西念寺を訪れたことがあったが、此処は浄土真宗発祥む地で、親らん上人の遺跡で有名な聖地である。世に未法思想と云うものがあるが、「親らん」は未法思想の尊奉者で、日本仏教の革命的存在であった法然上人C高弟である。世の中の進歩、発展、平和白根源は、所謂「正法千年、像法千年、未法万年」C理念である。釈尊(》釈迦様)は、入獄直前に多数の高弟達を枕辺に集めて強く訓したことがζの未法思想である。正法千年行、像法千年未法万年(教、(教、(教証)行自らそれその「私が存命中は貴股達が訓した事を守b(教、証) 実行して来たりで、世の中は破乱もなく平温に来られ、たとえ私が亡くなっても高弟達の意思が伝来されて行くので、約千年は現在むまま続くであらうが、像法千年白年代に入ると(教、行、)証が欠除して、そろそろ世の中に不信、不満の意識が拍頭し、漸く民心も平静を欠くやうに左b、相手を信ずる意思が少なくなって来るであらう。未法万年(教、、)の年代K入ると、教、行が欠除し民心も平静を失い、不信、不満、怠業、憎疾、妄動が表われ、昏冥む世が現出する行であらう」と予言したとむことである。EU CU丁度、像法千年む年代に卓越した名上人である天台宗の開租、最涯が出現し、更に真言宗白開租、空悔の出現を見るむであるが、ζの大上人達の次後二百年過ぎると(一O五二年)あたかも未法万年の世に入って来るのである。ζの世代が正K平安、鎌倉の時代で実K救われない昏冥の世界であった。靖疑、波殺、罪悪精忌、逆恨、策謀等が平気で行われ社会通念的行為としてさえ罷り通って居たのである。ζの時衆生済度の念やみ難く、一彰堺として改・革白樺火が全国的にあがb、未法思想を否定して世κ云う鎌倉仏教が誕生して来るのであるが、それにしても当時C僧侶達の信念、決意、衆生済度。念願、憂国白精神は、上人達ならではの感