ブックタイトルふるさと潮来 第四輯

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概要

ふるさと潮来 第四輯

大生又は大生一族の奥都城古噴群其他其近傍の古蹟に通ずる道路は山聞の細道で水郷奥の細道む称があったが今回県施設む幅員六米の完全舗装が施設され、従来呼称された水郷奥の細道も、水郷奥の散歩道と左b、郵政省施設白保養センターより、舗装C道を左折、二粁位にして、郷社大生神社。神域K達す。大生神社の祭神は、健御雷之男神にして、官弊大社鹿島神宮と同一白祭神Kして、鹿島神宮とは格別白縁故を持ち、創建は神代の昔と称せられ、常陸C国でも最も古い社として名高く、毎年執り行はれる十一月十五日白庭上祭は、鹿島神宮六大神事白内の御祭りで、当日は鹿島神宮より、物忌の使が渡輿され、其際執行の亙女舞神事は現在も古式に則b庭前K荒菰を敷き詰め、紋服K威儀を正した祭事委員長を先導K、格衣着用。奉任者二人む青年白捧持する御唐植と正装の神宮に伴はれし亙女、物忌白神宮、格衣着用の奉仕者多数、各々提灯を持ち、荒菰C上に着坐し、神宮の御抜を受け昇殿して、各々着坐、神官奉仕の古式厳左儀式が執行され、それよb亙女舞白神事が奉納されるのである。奉仕の亙女は部落内白十三才未満白少女の内から遷ばれ、十一月一日より祭典奉仕白楽人達と供K、先輩より充分左る教授を受け、例祭白当日亙女は、浄衣緋の袴、髪は垂髪、右手に御弊を、左手κ鈴を持ち、神宮白命を受けて坤散に額き、静々と舞を奉納するので、舞は七人の楽人の奏でる神秘的左笛、太鼓、鼓の奏楽K合せて、最初は上下に振り、次に後退して一回、御弊と鈴を、次K前進一回、御弊と鈴を輪を描くように左右に振りζれを繰り返し、前進の舞を二回、後退。舞を三回、都合五回舞って、亙女舞白神事は終bと左るもので、との神事は、茨城県の無形文化財K指定され、叉古代建築の美を誇る三聞社流れ作bc御本肢も、県指定の文化財で今回一千数百万円の県費の補助を受け、復元改修む工事が着行されつつあるにより、竣工白暁Kは、荘厳なる神殿が再現されるもむと期待されて居る。叉境内K数多く群生する数百年む樹令を誇る古杉、老松、鹿子の木其他数種類の巨木による社叢はとれも樹叢林として、県文化財む指定を受け、叉拝殿は、潮来町文化財白指定である等、古社の風格堂々たるもむがある。又鎌倉時代には大生氏。末商が豪族として栄え、神社の東北鳳風台κ城を構え、隆盛を極めたが、江戸時代に左hJ、佐竹氏に属して居たため、上杉家白叛逆K連坐して、江戸幕府K領地を没収され、後徳川幕府の家老土居家C陪賓となり、姓も大野と改称した。大生家。菩提寺は文珠院であhy、文珠院白仏像は、県指定の文化財で、院内白墓地にある大生家C墓標は、潮来町指定C文化財と左る。又大生神社C南方五百米位の処-78-