ブックタイトルふるさと潮来 第五輯
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ふるさと潮来 第五輯
いきの松それも久しき名所かなそれも久しき名所かな高砂四海波静にて固にもおさむる時津風枝をならさぬ御代なれや相に相生の松とそ目出度かりけれげにゃあふぎてもζともおろかやか〉る世に住める民とて豊なる君の恵ぞありがたき君の恵ぞありがたき亀鶴庭の砂は金銀の玉をつらねてしきたへのいをへのにしきやるりのとぼそうしゃうの行げためのふのはし池のみきは鶴亀は蓬来山もよ君の恵ぞありがたき君の恵ぞありがたき玉の井そならず永き命をくみて知る心の底も雲りなき月のかつらの光草枝をつらねてもろともに朝夕なる〉玉の井のふかきちぎりたのもしやふかきちぎりたのもしや千秋楽神と君との道すぐに都の春に行くべくはそれぞけん域楽の舞さて高声の御み衣さすかへなには悪魔をはらへ治むる手には寿福をいたき千秋楽は民なで高ざい楽には命をのぶ相に相生の松風さっさつの声ぞたのしむさっさつの声ぞたのしむ(水神祭)大祭事旧二月十五日旧二月十五日水神祭当日午前十時頃水神社民於て、神宮社惣代祭事係参列神官民男之部議員よって祝詞奏上玉串奉実直会で終る。前日当番から二人宛で二組に分かれて、氏子の家を招待に歩く。当番主の庭には鎮守御祭礼と清水三鬼の書の大略が立てられる。氏子達は、正午頃ふれ太鼓を合図に関係の当番の氏子達、続々と集まる。御茶が出る。御菓子御茶代りの御酒が出る。水神社参列の諸役員と氏子一同神前において、神勇めの太鼓清め大抜い終ると、神前に向って拝礼案内の席(席順は見取図の通り)に御着席。御本膳が出ると同時に御神酒が出され、冷酒三献通して御飯すみ御茶がすむと、区長と社惣代が代表で御高盛が行なわれるが、前に食べてあるので、食べられないので困る。此の時、女達にお願いして御高盛をけづって貰ってから食べる。相の手として徳利酒が出る。畑酒三献通し終ると御浜焼御刺身御鮪各一皿宛上座下座に供へらる。当番酒豪の横綱二人入場して下番の酒豪大関二人と対座する。此の時、うたひ連も花道より島台を持って「」うたひながら、神前に向って着席す。此の時、社惣代は酒杯を三階杯の伺れにするか本家衆にお図りして決定する。今は中の御神杯で行なわれている。決定された酒杯に依って当番と下番の受取り渡しがはじまる。最初は渡す側の横綱二人が一献乾す二献口付しうたひの「所は高砂」をう当番主下番主区長-64-