ブックタイトルふるさと潮来 第六輯
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ふるさと潮来 第六輯
坐ぜ真上霜禅ん如t置にのく漬2力夜れ明ば迷宅夢t入見苦を日0海覚3のゅはしタ2失うせる客船夜泊1 常戦:陸はc 蘇絶た城えとて平和祈れば檀家は栄え寺も堅固に海雲臥して揮2青然、E峰-品は体るるか人も自然、第三区)続き、結縁者道超秀光貞種種直通円円月妙椿妙亀清原高秀浄妙行仏道妙浄円妙印願念定祐光妙円西道宝願生善妙法阿親浄心随仰了心(第四区妙円大工甲斐権守助光住持伝法沙門妙節大施主下総五郎禅門道暁大檀那相模禅定門崇鑑見生阿上心酔運維那見道寂仁妙 弥五レもじかいごんのかみ鋳物師甲斐権守助光(住職妙節和尚)崇t俗鑑t名は不北祥条)高時の法号客船夜泊常陸蘇城これは長勝寺発鐘の鐘銘のなかでも、潮来の情景を描写した最もポピュラーな行であるが、鎌倉幕府が滅亡する三年前の三三ニO年(元徳二)に、長勝寺住職の妙節和尚の要請を受けた清拙和尚(大鑑禅師)が、鎌倉の円覚寺に在って詠んだものである。この外にも、清拙和尚の作になる鐘銘はかなりあるものとみえて、ちなみに清拙和尚の詩文ぜんごしゅう集「禅居集」をみると、「法泉寺鐘銘」「徳宏寺鐘銘」および「円融寺鐘銘」の三篇が収録されている。なかでも「円融寺鐘銘」は妙規和尚の求めによって円覚寺で作ったもので、前掲の部分に相当する行は、常陸海湧党利円融とあり、同じ茨城県内の寺であったと推定され、妙節といい、妙規といい、何かと相通ずるものを感じざるをえない。きて、「客船夜泊、常陸蘇城」であるが、清拙和尚は『唐詩選』のなかでも有名な張継の「楓橋夜泊」月落ち烏暗いて霜天に満つ。江楓漁火、愁眠に対す。-6-姑蘇域外の寒山寺。夜半の鐘声、客船に到る。を想起して作したことは確実であり、五山時代の禅林では「夜半の鐘声」が暁鐘か夜半鐘かで相当物議を醸したといわれる。さらにこの詩は後世「鳥時」や「愁眠」は山の名であるとか、あるなどの俗説を生んだほどである。「姑蘇城」「夜半」は鐘の名で「蘇城」は呉越同舟