ブックタイトルふるさと潮来 第六輯
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ふるさと潮来 第六輯
一、四百廿六文銅板五枚さわらがい、右は谷のといとなる一、金壱分壱〆廿四文くぎ廿七間分、間八十文づっ一、六百文一、四百文おしぼく竹なわ一、金壱両三分四百五十文一、金壱分かやで百七十四工十日の利金よし是は三門へ遣い候はづあり分〆金六両壱分百廿四文三口〆金拾両壱分壱〆百文さし引残りぜに壱〆百文寺にある分外にかや大須にある分。芝居引札の分、かやにて大須より取り候はづ。外に芦も前々調へ候物寺にあり、来春三門つくろい候はづ。右は書いんの次の間拾弐帖敷のつづき北の方に角や八帖の寝所あり。(ひさしい)其上に二階あり。外ゃに六帖の物置あり。此の処、久敷雨もり、くさり、つくろい所も之無く候故、是をば取り捨て茶の間より屋根地一面に成る様に直し候。ふきかい、すまひ直し、たたみ表かい、入方前のコ」ろ)通り十月初めより極月十日比迄掛り押廻し屋根ふき直し候物也。享保八年卯極月金拾弐是は芝居金の内、残し置き候廻し金に成し候事一、金拾両卯の八月十九日松井次右衛門へかし、手形は寺へ渡しおく此利三両三分卯の八月より辰の極月迄元利〆十三両三分元共に十八ヶ月分十弐両の利金内壱両三分辰の後の四月二日にうけとり又右衛門にかし残る金拾弐両此利弐両次右衛門方にあり(巳の正月より八月迄の壱ケ月壱分づつのつもり〆金拾四両八月済み候はづ内十弐両八月廿七日にうけ取り又弐両九月廿五日にうけ取り一、金弐両利壱分弐朱卯の八月より辰の四月迄鬼沢又右衛門にかし。一、文壱両三分、辰の後の四月二日次右衛門より取り候利息金又右衛戸門方へ利左衛門より渡す。〆金四両二朱すぐに又右衛門にかし。此利三分辰の後の四月より極月迄九ヶ月分又すぐに又右衛門へかし。-46-〆金四両三分二朱此利三分二百文但し巳の正月より八月迄利息又右衛門にかし候分元利〆金五両弐分七百五十文(卯の八月より巳の八月迄の元利也。次右衛門分、巳の八月廿七日に取金又金拾四両弐口〆金扮九両分七百五十文外に三百五十文は利左衛門たし候。〆金拾九両三分享保十年巳の十月七日の夕、関戸理左衛門より長勝寺御納所寂首座並に円寿座両所へ渡す右の通り、元姶弐両の金卯の八月より巳の八月迄かし、拾九両三分にいたし、御上京の台に成し候様にと、寺へ渡し候事。十月七日