ブックタイトル潮来の昔話と伝説
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潮来の昔話と伝説
首切り山潮来町大賀と牛堀町との境に今林という山林がホ、あったD その一角(約八畝)首切り山といわれて、\\\ 人々は山の下刈りや小枝を取るのを恐れて、誰もが入れ・なかった。ケチ付きの山であった。あるとき、木こりと木こりで言い争いが起こり、ミ斧で相手の首を切り落としたとされて伝えられている。以後この山は首切り山とされ人々から嫌わ-97 -れていた。明治五年に、山の作業の安全を願って石碑がその近くに建てられている。この碑は「大山祇命」戦後、山を伐り取った買主が殺された事件は二件も続いた。これは、いづれ外から見たことであるが、皆からは首切り山の崇りではないかと、いわれた。今回牛堀町工業団地となったので、遺跡調査が進められたが、その辺の調査では動物的な遺物は見つからなかった。恐れられた首切り山、今は工業団地となってしまった。(大生原)