ブックタイトル潮来の昔話と伝説

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概要

潮来の昔話と伝説

大生七ッ井戸由来思井戸(玉清井) 大生前谷津にあり、大生神社の御手洗池となって、神社の祭礼に使われてきたものである。現在も鹿島神宮の御手洗池と同じ構築に造られている口流出する神泉は今でこそ後背池、神奈備(かんなぴ)の樹林も少なくなり往古ほど水量はないが池の中より清砂を吹き上げ湧き出る様は神泉そのものである。また池畔には、青竜宮が杷られている。青竜宮様は雨乞いの神とされ、ある年日照りが続き、作物が枯死す前のとき、大生大神の青竜宮が雨乞いのため、思井戸まで来たとき、西の方より一天がくもり大きな夕立となり激しい雨が降り作物を生き返らせたとして記られて、鳥居が奉納され、神聖さを保ち続けている。-105 -