ブックタイトル潮来の昔話と伝説
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潮来の昔話と伝説
古谷の弁天様3855昔、延方が、州崎村、古高村、須賀村のつに分かれていたころ、州崎村では、田畑の肥料もとである草刈り場がなかった。そこで川などにはえている藻を刈り取り、試しに使つてみた所、なかなかよかったので、今の徳島の前川のあたりまで行って藻を採り、使っていた口土地の言葉で”もくとりuといった口η,bη’u利根川のたっぷりと養分を含んだ泥土は藻の繁殖を助けていたD藻は唯一の肥料源として、尊ばれていた。そのうちもくとりの場所が、利根川に流されてきた土が堆積し、りつぱな陸地になり、作物が流れるようにさえなった。その土地は年貢のかからない隠し田として作られる土地となった。ところが、その土地がもともと下総、鹿島、常陸の三国にまたがっていたのが悩みの種と